蚕が吐き出す絹糸は、天然繊維の中でももっとも細い繊維です。
髪の毛の30分の1という極めて細い繊維なのです。
1本の絹糸を顕微鏡で見るとフィブロインという2本の三角形の形をした繊維を、セリシンというニカワ状のタンパク質が包んでいることが分かります。
さらに、1本のフィブロインを拡大してみると、フィブリルという更に極細の三角形の繊維が100本ほど集まっていることが観察できます。
この細かいフィブリルは摩擦に弱いので、擦るとすぐに剥がれて、繊維がささくれてしまいます。
シルクを肌に密着させ滑らせるだけで、そのささくれが私たちの肌に引っかかり、細かい汚れや古い角質を落としてくれるのです。
いらなくなった角質の落ちた肌は、キメが整い、透明感がアップします。
そのツルツルとした肌は、基礎化粧品の浸透も良く、日頃のスキンケアを上質なものにしてくれます。
「絹羽二重 珠の肌パフ」をはじめ、京都しるくのシルク製品は、そんな絹の特徴を生かし一つひとつ丁寧につくられています。